㈱ホリスティックコミュニケーションは、こころの専門家の会社です。
当社は、臨床心理士・公認心理士が中心となって活動しています。
それぞれの専門家には、それぞれの得意分野があり、その内容をブログとしてお届けするのが「こころの専門家ブログ」です。

この専門家が、実際にカウンセリングや、コンサルティングを行っており定期的な勉強会も頻繁に開催しています。

日常に役立つ、心理の情報をわかりやすくお届けしています。

最新記事一覧

ストレス理論の歴史
5.ラザルスの「認知的評価モデル」
TA心理学と働く人のメンタルヘルス
TA哲学とメンタルヘルス
ストレス理論の歴史
4.ホームズとレイの「社会的再適応評価尺度」
臨床心理士が考える精神障害
うつ状態(抑うつ状態)
ストレス理論の歴史
3.セリエの「ストレス学説」
パワハラをしないために身につける必要のあるマインド
Ⅱ.パワハラをしないために身につける必要のあるマインド③ーアンガーマネジメント

TA心理学と働く人のメンタルヘルス

TA心理学と働く人のメンタルヘルス
TA哲学とメンタルヘルス

TAとは  TAはTransactional Analysisの略で、日本では交流分析と呼ばれることも多いです。「なーんだ、エゴグラムのことか」と思った方もおられるのではないでしょうか。もちろんエゴグラムもTAの一部では […]

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心理職が提案するパワハラをしないで部下を育てる方法

1.パワハラの背景にある価値観

心理職が提案するパワハラをしないで部下を育てる方法
プロローグ

新シリーズBLOG「心理職が提案するパワハラをしないで部下を育てる方法」をスタートします。 シリーズで順次更新する予定です。掲載予定は以下のとおりです。 1.パワハラの背景にある価値観 儒教的価値観 科学の知 Defic […]

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心理職が提案するパワハラをしないで部下を育てる方法
パワハラの背景にある価値観 ①儒教的価値観

パワハラの背景にある価値観  ①儒教的価値観 今回は、なぜパワハラをしてしまうのかの心理的背景の一つとして「儒教的価値観」をとりあげたいと思います。 儒教とか論語という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。中国の諸子百 […]

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心理職が提案するパワハラをしないで部下を育てる方法
パワハラの背景にある価値観 ②科学の知

なぜパワハラをしてしまうのか 今回は、なぜパワハラをしてしまうかの背景として「科学の知」というスタンスを説明したいと思います。 科学は、この数百年、我々の世界に多大な利益をもたらしています。その中で我々が受けてきている教 […]

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心理職が提案するパワハラをしないで部下を育てる方法
パワハラの背景にある価値観 ③Deficit Based Approach(問題解決型アプローチ)

「なぜパワハラをしてしまうのか」の背景 今回は、なぜパワハラをしてしまうのかの背景スタンスとして、「Deficit Based Approach」という考え方を説明します。 「Deficit Based Approach […]

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2.パワハラをしないために身につける必要のあるマインド

パワハラをしないために身につける必要のあるマインド
Ⅱ.パワハラをしないために身につける必要のあるマインド①ードライバーを緩める~ドライバーフリー

パワハラをしないために身につける必要のあるマインドとは。TA心理学の観点から「その① ドライバーを緩める~ドライバーフリー」について解説します。ドライバーに気づいてそれをコントロールできるような言葉を自分にかけることが大切です。

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パワハラをしないために身につける必要のあるマインド
Ⅱ.パワハラをしないために身につける必要のあるマインド②ーディスカウントフリー

TA心理学の観点からパワハラをしないために身につける必要のあるマインド についての解説、第2回目は「ディスカウントフリー」について。ディスカウントをしないという覚悟をするとしたら、まずは、人として相手の人格を尊重するというスタンスが必要です。仕事ができる・できないにかかわらず、スタッフはみんな人間として貴重な存在なのだと思うことが大切です。

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パワハラをしないために身につける必要のあるマインド
Ⅱ.パワハラをしないために身につける必要のあるマインド③ーアンガーマネジメント

アンガーマネジメントできていますか?大切なのは、自分の感情に気づき、それをうまくコントロールしながら表現できるようになることです。特にマイナスの感情をうまく相手に伝えることは、日本人って苦手な人が多いように思います。腹が立つ・くやしい・悲しい・不安だ・・・などのマイナスの感情を言葉に出すことで人は、少しその感情と向き合うことができるのかもしれません。

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3.部下を育てるコミュニケーションのために

TA心理学

当社の研修では、TA用語がよく使われます。 TAは、Transactional Analysisの略で、アメリカの精神科医であったエリック・バーンが創始した心理療法ですが、「個人が成長し変化するため」に必要な情報をたくさん取り入れ、今もなお発展し続けています。

パーソナリティ理論、コミュニケーション理論、発達理論、セラピー理論、組織理論など多くの分野で展開されており、その応用範囲が広いことと、図式化(ダイヤグラムと言います)されて解説されることが多いので、目に見えない心の動きを理解するうえでとてもわかりやすいのです。

働く人のこころの成長のために、かみ砕いた説明を順次アップロードしていきます。

1)基礎理論

基礎理論
1.TA哲学(TA Philosophy)

TAは、哲学を持っている数少ない臨床心理学理論の1つです。その哲学とは
1.人はみんなOKである
2.人は考える力を持っている
3.人は自分の人生を自分で決め、そしてそれを変えることができる
です。これらの哲学を記述者なりに少し解説をいたします。

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基礎理論
2.自律性(Autonomy)

TA心理学では、自律性を高めることが心を健康にするために最も推奨されます。自律性が高いということは
気づき(awareness)
 自発性(spontaneous)
 親密性(intimacy)
の能力を使うことができている状態です。

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2)最新理論

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認知行動療法

認知行動療法
1.認知とは

認知行動療法(認知療法)とは、認知に働きかけて、気持ちを楽にする心理療法です。認知とは「現実の受け取り方」「ものの考え方」のことを言い、何か出来事が起こったとき、その出来事が自分にとって良い事か悪い事かを瞬間的に判断します。良い事と判断すれば気分は爽快、行動はポジティブになり、悪い事であれば悲しみや怒りが生じて行動はネガティブになります。また、良いか悪いかわからないときは不安になって、さらなる情報を得ようとします。

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認知行動療法
2.考え方のクセを知る

気分が滅入っているとき、嫌な気分になっているときは、ものごとを悪い事、わからないことと判断して、否定的な考えが瞬間的に浮かんでいます。そこには、必ず、次のような考え方のクセが含まれています。自動思考を肯定的なものに変え、気分を楽にするために、この考え方のクセのどれが、あるいはどれらが強くなっているかを確認します。

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認知行動療法
3.考え方のクセを修正する

悪循環を断ち切り、自動思考を肯定的なものに変え、気分を楽にするためには、考え方のクセを修正して、起こった出来事を、悪くはない、良い事かもしれないと判断させるようにします。

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認知行動療法
4.認知を否定的にしないために

認知を否定的にしないための方法 他人からかけられたストレスは悪い事と判断されやすく、悪いストレスとなりますが、自分から負荷をかけたストレスは良い事か無害なことと判断するので、悪いストレスとはなりません。また、思いと違うこ […]

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エンカウンターグループ

エンカウンターグループ
1.ベーシックエンカウンターグループとは?

エンカウンター・グループとは、「出会いのグループ」という意味です。人々が、お互いを尊重し、自分の可能性を安心して育てていけるような生き方や人間関係を探求していくための時間と場所を提供するものと言えます。

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エンカウンターグループ
2.構成的エンカウンターグループとは

構成的エンカウンターグループとは、グループに課題を設定し、達成に向けてエクササイズとシェアリングをするグループワークです。

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フォーカシング

フォーカシング
1. フォーカシングとは

「フォーカシング」。あまり聞きなれない言葉だと思います。
英語の「focus」~焦点をあわせる~という意味の言葉がもとになっています。

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フォーカシング
2.フォーカシングの発見(フェルトセンスとは?)

フォーカシングを見出したのは、アメリカのユージン・ジェンドリンという、当時シカゴ大学の研究者であり、カウンセラーであり、哲学者でもある人でした。1960年代に、ジェンドリンと仲間は、「カウンセリングを受けて、効果のある人とあまり効果のない人がいる、その差がどこから出てくるのか。」を研究していました。

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フォーカシング
3. フォーカシングは難しい?

気持ちに居場所を与えてあげる 私たちは、普段生活をしているといろんな気持ちが起こってきます。 うれしい 楽しい 腹が立つ いらいらする うきうきする 不安だ 悲しい つらい わくわくする・・・ 嬉しい気持ちや楽しい気持ち […]

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フォーカシング
4.フォーカシングの手順

フォーカサーとリスナーの2人組のペアでフォーカシング 今日はフォーカシングの手順についてお伝えします。 フォーカシングの練習は多くの場合、フォーカサーと呼ばれる「感じ手」とリスナー(ガイド)と呼ばれる「聴き手」の2人組の […]

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フォーカシング
5.フォーカシングのワーク

フォーカシングを実践しよう 今回は、フォーカシングのワークをご紹介します。 「一人ではフォーカシングをしにくい」と感じる方も多いようですので、ペアやグループでやってみることをお勧めします。 さて、フォーカシングのコーナー […]

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臨床心理士が考える精神障害

臨床心理士が考える精神障害
精神障害とは

精神障害には、医学的に、さまざまな障害がありますが、ストレスとの関連で、職場でよくみられるのは、うつ病、パニック障害などの不安障害、適応障害かと思います。診断名を気にされる方が多いですが、多くの臨床心理士は、診断名は参考にする程度で、あまり気にはしていないと思います。

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臨床心理士が考える精神障害
精神障害は身体の病気です

精神障害という名前から、気持ちの問題、精神力の問題と考えられがちで、精神障害の診断がくだされると、自分の精神が弱いから、自分が病気を作っている、しんどさに甘えていると、自分を責める人が多くいます。でも、…

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臨床心理士が考える精神障害
心理面からみた精神障害

否定的認知の三徴といわれる3つの否定的な思い込み 精神障害は身体の病気ですが、心理的な面からみると、「自分はダメだ、無力だ」という自分自身に対する否定(自己否定)、「自分は誰からも愛されない」という周囲との関係に対する否 […]

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臨床心理士が考える精神障害
うつ病からの脱出(1)

焦らず、静かに、充電されるのを静かに待つ うつ病は、完璧を求めたり、手を抜かずに頑張らなければならないという頭の命令に、懸命に応えようとしてきたこころが、その重圧に耐え切れず、潰れ、破れ、エネルギーがなくなり、動けなくな […]

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臨床心理士が考える精神障害
パニック障害とは

自律神経の緊張があるレベルを超えたときに身体に現れる症状 パニックと聞くと、頭が混乱して、わけがわからなくなった状態をイメージされるかもしれませんが、 動悸や息苦しさ、痺れなどの自律神経症状に、突然、襲われるのをパニック […]

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臨床心理士が考える精神障害
適応障害とは

適応障害になると対人関係や社会生活に支障をきたす 適応障害とは、ある社会環境にうまく適応できず、さまざまな心身の症状が出現して社会生活に支障をきたすものをいいます。 不安、抑うつ、焦燥、混乱などの情緒的な症状、不眠、食欲 […]

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臨床心理士が考える精神障害
解離性障害とは

脳が自分の意識から勝手に切り離してしまう 数年前、横綱だった朝青龍がモンゴルに帰って、サッカーに興じていたことが問題になり、そのときに報道された解離性障害という名前に、なに?それ?と思われた方も多かったと思います。 極度 […]

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臨床心理士が考える精神障害
発達障害のコミュニケーション

発達障害のコミュニケーションの特徴 発達障害の人は、コミュニケーション全般に苦手意識や困難をかかえる人が多く、周りの人からは、「変わった人」「空気を読めない人」「自分勝手な人」「困った人」と誤解され、敬遠されることも少な […]

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臨床心理士が考える精神障害
統合失調症とは

陽性症状(1) 統合失調症は、大まかには「脳の働きに不調をきたす慢性の病気」で、決して特殊な病気ではなく、100人に1人くらいの割合で罹患している人がいるといわれています。 症状は、大きく、幻覚や妄想などの「陽性症状」、 […]

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臨床心理士が考える精神障害
パーソナリティ障害とは

パーソナリティ障害とは パーソナリティ障害というと、性格に障害があるのかと考える方がいるかもしれませんが、パーソナリティ=性格というわけではありません。 物事のとらえ方、考え方、反応の仕方、他人とのかかわり方など、人それ […]

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臨床心理士が考える精神障害
うつからの脱出(2)-起きることができない日があっていい

何もしない時間も、必要な時間です ヒトは、他人に対しては、「ルーズで、時間を守らないが、結構優しいところがある」「仕事はミスばかりで、どうしようもない奴だけど、他人の悪口は決して言わない、いい奴なんだ」とか、欠点があって […]

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臨床心理士が考える精神障害
うつ状態(抑うつ状態)

うつ状態とは うつ状態とは、「気分が落ち込んでいて、意欲・関心を喪失している」といった、精神的エネルギーが低下した状態のことを指しています。あくまでも「状態」であって、「病名」ではありません。 うつ病が原因で、うつ状態を […]

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ライフサイクル理論で考える組織人の心理

ライフサイクル理論で考える組織人の心理
(1)ライフサイクル理論とは

人生における社会的・肉体的・精神的な変化 一年の中で季節の節目があるように、私たちの人生においても、誕生から死に至るプロセスの中で様々な節目があり、その度に社会的・肉体的・精神的に変化をしていきます。 こうした変化のこと […]

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ライフサイクル理論で考える組織人の心理
(2)組織・会社に対する基本的信頼とは

「基本的信頼」を獲得するための鍵 エリクソン(E.H.Erikson)は乳児期(0才~1才)の発達課題を、「基本的信頼 対 基本的不信」と設定をしました。 赤ん坊(乳児)は養育者との関係の中で、食事・睡眠・排泄といった生 […]

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ライフサイクル理論で考える組織人の心理
(3)自律性を育む

成功と失敗を繰り返して健全な「意志」の力が発達する ライフサイクル理論において、幼児前期の発達課題は、「自律 対 恥・疑惑」です。 1才6ヶ月から2才くらいまでがこの時期にあたります。 運動面においては歩行が可能になり、 […]

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ライフサイクル理論で考える組織人の心理
(4)自発性をどのように身につけるか

ライフサイクル理論における 「幼児期後期(児童期)」 幼児期後期(児童期)は4才~7才くらいの時期にあたります。 ライフサイクル理論では、この時期の発達課題を「自発性 対 罪悪感」と設定しています。 この時期に子どもの心 […]

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ゲシュタルト療法

ゲシュタルト療法
ゲシュタルト療法とは(1)

意味ある1つのまとまった全体像として構成し、認識する ゲシュタルト療法は、精神分析医フレデリック・パールズ(Frederick S.Perls)とゲシュタルト心理学者であった妻のローラ・パールズ(Laura Perls) […]

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ゲシュタルト療法
ゲシュタルト療法とは(2)

「気づき」とは? シュタルト療法の2回目です。前回、ゲシュタルト療法では、「気づき」を大切にしますとお伝えしました。 では、その「気づき」とは一体どういうことなのでしょうか?今回からは、その「気づき」について見ていきまし […]

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ゲシュタルト療法
気づきの3つの領域

ゲシュタルト療法での基本的なアプローチ「気づき」 前回は、ゲシュタルト療法の‘気づき(awareness)’について、お話しました。 ゲシュタルト療法では、‘気づき(awareness)’が基本的なアプローチとなります。 […]

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ゲシュタルト療法
“いま-ここ”の問題に気づく – ゲシュタルト療法とは(3)

「未解決な問題」という概念 お久しぶりです。ゲシュタルト療法の3回目です。気づくシリーズの今回は、「“いま-ここ”の問題に気づく」についてお伝えします。 ゲシュタルト療法には、「未解決な問題(unfinished bus […]

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こころの危機管理をするために知っておきたいこと

こころの危機管理をするために知っておきたいこと
(1)突然の出来事に遭遇したときに受けるストレスとは?

予期しない突然の出来事は誰にでも起こりうる 私たちは、日々を暮らす中で、時として予期しない突然の出来事に遭遇することがあります。 大きな災害・事故・事件などがそれにあたります。 普段、私たちはそのようなことを意識しないで […]

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こころの危機管理をするために知っておきたいこと
(2)突然の出来事(災害・事故・事件)にあったときに起こるストレスに対する反応

人は誰でもショックを受ける 大変な出来事にあうと、人は誰でもショックを受けます。 「こんなに大変なことがあったのだから、いつもと違うことがこころの中で起こったり、調子を崩すのはむしろ当たり前のことなんだ。」と周囲の人は理 […]

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こころの危機管理をするために知っておきたいこと
(3)突然の出来事(災害・事故・事件)にあったとき、身近な人をどう支えるか?(前半)

そばにいる人や支援する人はどんなことができるか? 身近な人が突然の出来事にあったとき、そばにいる人はどんなことができるでしょうか? 実際に手助けをする前に知っておくとよい点をご紹介します。 1.災害・事故・事件そのものに […]

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こころの危機管理をするために知っておきたいこと
(4)突然の出来事(災害・事故・事件)にあったとき、身近な人をどう支えるか?(後半)

ストレスを和らげるには 平成30年西日本豪雨災害で被害を受けられたすべての方に、心よりお見舞い申し上げます。 この文章が少しでもみなさまのお役にたてることができれば幸いです。 身近な人が突然の出来事にあったとき、そばにい […]

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こころの危機管理をするために知っておきたいこと
(5) 突然の出来事(災害・事故・事件)にあった方への接し方

身近な人が突然の出来事にあったときの声のかけ方、話の聴き方 身近な人が突然の出来事にあったとき、そばにいる人や支援する人はどのように接したらいいでしょうか。 1.声のかけ方 静かに歩み寄り、自然なタイミングで声をかけまし […]

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こころの危機管理をするために知っておきたいこと
(6) 突然の出来事(災害・事故・事件)にあったときの子どもの反応

ストレスを抱えた子どもは行動に現れる 突然の出来事にあったあと、子どもにはこれまでと違う様子がみられるかもしれません。 ストレスを抱えた子どもは、その反応を言葉ではなく、行動に現わすことが多いと言われています。 それらの […]

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こころの危機管理をするために知っておきたいこと
【最終回】(7) 突然の出来事(災害・事故・事件)にあった人を支援する支援者へのケア

支援者もストレスを受けることも 災害・事故・事件などにあった人をサポートする支援者は、たとえ直接被害にあっていない場合でも、自分もストレスを受け、こころとからだにいろいろな変化が起こります(二次受傷)。 話を聞いたり、現 […]

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職場における発達障害(特性)の理解と支援

職場における発達障害(特性)の理解と支援
発達障害とは? – 発達障害の特性.1

(1)発達障害とは? 日本では、2005年に施行された「発達障害者支援法(2016年改正)」によって、発達障害者支援は、教育・医療・産業などさまざまな分野で展開されてきました。しかし、子どもの発達障害ほど、大人への支援に […]

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職場における発達障害(特性)の理解と支援
発達障害のタイプ 自閉症スペクトラム障害(ASD) – 発達障害の特性.2

① 自閉症スペクトラム障害(ASD) 発達障害(特性)には下図のように大きく3つのタイプがありますが、その境界はあいまいで、1人の人が複数の特性をあわせ持つこともあり、かなりの個人差があります。 発達障害のある人に対する […]

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職場における発達障害(特性)の理解と支援
発達障害のタイプ 注意欠如・多動性障害(ADHD)学習障害(LD) – 発達障害の特性.3

②注意欠如・多動性障害(ADHD) 発達障害(特性)には下図のように大きく3つのタイプがありますが、その境界はあいまいで、1人の人が複数の特性をあわせ持つこともあり、かなりの個人差があります。 発達障害のある人に対する「 […]

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職場における発達障害(特性)の理解と支援
理解から支援へ、発達障害支援をどうとらえるか? – 発達障害の特性.4

発達障害の人が過ごしやすい職場は、多くの人にとって過ごしやすい職場 前回までの3回は、発達障害の基礎知識として大きく3つのタイプについてお伝えしました。 ①自閉症スペクトラム障害(ASD) ②注意欠陥多動性障害(ADHD […]

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職場における発達障害(特性)の理解と支援
発達障害の人への基本的対応 – 発達障害の特性.5

発達障害の人に接する基本的な対応について 発達障害は、まだ原因のすべてが明らかになっているわけではありませんが、脳機能のアンバランスさにあるとされています。そのため特定のことには優れた能力を発揮する一方で、ある分野は極端 […]

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感動労働

感情労働
感情労働(emotional labor)とは

感情を使って賃金を得る「感情労働」という働き方 感情労働とは、社会学者であるHochschild(ホックシールド)が1983年に提唱した概念で、 「公的に観察可能な表情と身体的表現を作るために行う感情の管理」と定義されま […]

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感情労働
表層演技と深層演技

感情労働場面における表層演技と深層演技 感情労働場面において、労働者には、表層演技と深層演技と呼ばれる2種類の演技が求められます。 演技というのは、職務上適した感情を表現するために、労働者が自分自身の外面的な感情表現の仕 […]

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感情労働
感情労働という考え方の中での感情規則

特定の場面において、感じるべき感情が決められている 今回は、感情労働という考え方の中で「感情規則」について解説していきます。 日常や仕事場面で、相手にイライラしながらも、「怒ってはいけない」と感情を抑えたり、相手が冗談を […]

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感情労働
感情労働がこころに与える影響

働く上で感情は切り離せない 仕事中、あなたはどのような感情を持ちますか? 上司に叱責された時、お客さまや取引先からクレームを受けた時、社内で良い評価を貰った時など、それぞれの場面でどのような感情が生まれるかは、人によって […]

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感情労働
バーンアウト ー 燃え尽き症候群

心身のエネルギーを消耗して急に無気力になってしまうバーンアウト バーンアウトとは、一つの物事に熱心に取組んできた人が、心身のエネルギーを消耗したことで、急に、あたかも「燃え尽きたように」意欲を失ってしまい、無気力な状態に […]

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ストレス理論の歴史

ストレス理論の歴史
ストレス理論の歴史シリーズ 1.ストレスとは

ストレス理論の歴史シリーズ スタート 「ストレス」という言葉は、日常的に使っていますが、概念や理論を正確に知ることは少ないと思います。 そんな「ストレス」について理解を深め、ご自身の「ストレス」 周囲の方の「ストレス」に […]

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ストレス理論の歴史
2.キャノンの「闘争・逃走反応」

人はストレスを受けるとどうなるか ストレスの歴史を考える上で、最初に出てくるのが、ウォルター・B・キャノンの闘争・逃走反応です。 まず、登山中に突然あなたの目の前に熊が現れた ことを想像してみてください。 さて、どうしま […]

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ストレス理論の歴史
3.セリエの「ストレス学説」

ストレス研究の父 ハンス・セリエ 医学や生理学の領域で初めて「ストレス」を使ったのは、「ストレス研究の父」と呼ばれるハンス・セリエであると言われています。 セリエは医学生の頃、病気は異なっても、患者に共通する「いかにもだ […]

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ストレス理論の歴史
4.ホームズとレイの「社会的再適応評価尺度」

ストレス理論の歴史 4.ホームズとレイの「社会的再適応評価尺度」 今回は、どういったストレス要因が人に強い影響を与えているのか考えていきましょう。 ◇ライフイベント法 ストレスの度合いを測る測定法として「ライフイベント法 […]

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ストレス理論の歴史
5.ラザルスの「認知的評価モデル」

新型コロナウイルスの心理的ストレス 新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な脅威に伴い、これまでの日常生活から一変して、休業や在宅勤務、外出自粛など 、多くの人が新たなストレスに直面しました。新型コロナによるスト […]

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