ストレス理論の歴史シリーズ スタート

「ストレス」という言葉は、日常的に使っていますが、概念や理論を正確に知ることは少ないと思います。
そんな「ストレス」について理解を深め、ご自身の「ストレス」 周囲の方の「ストレス」についても
理解し、軽減できるとよいと思ってこのシリーズをスタートします。

さあ、これから、ストレス理論の歴史を振り返っていきましょう。

 

1.ストレスとは

今回はストレスの概略に説明します。

ストレスという言葉は、今日では当たり前のように使われていますが、医学や心理学でストレスという言葉が使われるよりもずっと以前から、物理学の世界では物質が歪みに反発する状態でストレスと呼んでいました。

この言葉を借りて、「外からの刺激による生体側の歪みと、その刺激に対抗して歪みを元に戻そうとする生体側の反応」をストレスと呼ぶようになったのです。

わかりやすくするために、ゴムボールを上から押さえた状態を思い浮かべてみましょう。ボールを軽く押さえた場合には、弾力性によってすぐに元に戻ります。しかし、強い力で押し続けると、ボールは大きくへこみ、歪んでしまいます。

このとき、歪みを生じさせる力を「ストレス要因」(ストレッサー)、歪んだ状態を「ストレス反応」と呼びます。すぐに元に戻れる状態を「ストレス耐性」があるとも表現します。一般的には、ストレス要因、ストレス反応、そして、元の状態に戻ろうとするストレス耐性を、併せてストレスと呼んでいます。

同じことを私たちの心身にも当てはめて考えることができます。

働く人のストレス要因としては、職場の人間関係や仕事の量や質の問題、仕事の適性の問題や会社の将来性や定年後の問題などが挙げられます。

ストレス耐性を上げる方法として、身体を休めたり、上司や同僚に相談したり、遊びや食事などでリフレッシュするなどコーピングと呼ばれる方法があります。

また、ストレス反応として3つに分類されます。

1つは・・・イライラ、怒りっぽくなる、気力がなくなるなどの心理的反応、

2つめに・・・肩こり、疲労、食欲低下、胃腸障害、不眠などの身体的反応、

3つめに・・・過度な飲酒行動、喫煙、過食、ギャンブル、ミスが多くなるなどの行動的反応

 

が生じます。

あなたは、どんなストレス要因を受けて、どんなストレス反応が起きますか。またどんなストレス耐性を上げる工夫をされていますか。ご自身のストレスについて考えてみてください。

今回はこれでおわりです。

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この記事を書いた人は

西島雅之
西島雅之
◆資格:
日本臨床心理士資格認定協会認定 臨床心理士第38621号
キャリアコンサルタント 登録番号 17063746
精神保健福祉士 登録番号 第76892号
社会福祉士 登録番号 第210281号
介護福祉士 登録番号 第44160号

◆所属学会:
日本産業ストレス学会
京都府臨床心理士会会員

◆活動状況:
市役所にて精神保健福祉相談員として自殺予防、相談業務に従事し、その後、総合病院精神科にて心理士として医療臨床に従事している。
現在は、ホリスティックコミュニケーション京都ルーム室長として、ストレスチェックや産業臨床に従事している。