災害・事故・事件などにあった人をサポートする支援者は、たとえ直接被害にあっていない場合でも、         自分もストレスを受け、こころとからだにいろいろな変化が起こります(二次受傷)。                話を聞いたり、現地に赴いたときに、傷つき、つらい気持ちになるのは、                               恥ずかしいことではなく、ごく当たり前のことです。                                     もし、ストレスの兆候が現れたら、自分の気持ちやストレスに感じていることを素直に認め、                        ゆっくり休むようにしましょう。

・自分の行動をポジティブに評価する姿勢を忘れないようにしましょう。

・自分の体験や、それに対する自分の気持ちを仲間と話し合いましょう。

・自分の限界を知り、仲間と協力し合うことが大切です。

 

専門機関への相談

災害・事故・事件等にあった直後の精神的な動揺や心身の症状の多くは、                           ひどいショックを受けたときに誰にでも起こりうる反応です。                                       多くの場合、家族や友人などの身近な人の援助や自分自身の対処行動により、1~2ヶ月程度で回復します。        しかし、次のような場合は、早めに専門機関への相談をすすめましょう。

 

・何日も眠れなくて困っている。

・強い緊張や興奮がおさまらない。

・幻覚や妄想がある。

・表情が全くない。

・ストレスによる身体症状が深刻である。

・ひどく落ち込んでいたり、自殺のおそれが感じられたりする。

 

上記の症状ではないものの、数ヶ月たっても回復に至らない場合は、専門機関への相談をすすめましょう。

 

(参考文献:奈良県臨床心理士会監修(2011)『突然の出来事(災害・事故・事件等)にあったときのこころのケアハンドブック』)

この記事を書いた人は

小松泰子
小松泰子
◆資 格:臨床心理士・精神保健福祉士・社会福祉士・介護福祉士
◆所属学会:日本心理臨床学会・人間性心理学会
奈良県臨床心理士会会員・大阪府臨床心理士会会員

◆活動状況:高齢者・障害者福祉分野の直接支援や相談支援に従事
した後、心理臨床に携わる。専門はパーソンセンタード
アプローチ・コミュニティアプローチ。地域の若年ひきこもり
者への訪問支援やエンカウンターグループ・プレイバック
シアター(心理劇)を通じての地域支援を行ってきた。
現在は産業臨床および学校臨床に従事している。