18493110_1518872178157199_1003411400_o私たちは、普段生活をしているといろんな気持ちが起こってきます。

うれしい 楽しい 腹が立つ いらいらする

うきうきする 不安だ 悲しい つらい わくわくする・・・

嬉しい気持ちや楽しい気持ちはそのままでも歓迎ですが、怒りやイライラ、ひどく落ち込む気持ちなどはあまり歓迎できません。

フォーカシングは、一般のストレスマネジメントとは違って、リラックスしたり、すっきりすることが目的ではありません。また、いやな気持ちを解決したり、考え方を変えたり、気分をコントロールすることを目的にはしていません。

また、フォーカシングは、自分の悪いところに目を向けて『反省』するのでもありません。

フォーカシングでは、よい気持ちも悪い気持ちも、それがそこにあることを認めてあげて、その気持ちに居場所を与えてあげようとします。不思議なことに、できるだけ自分の気持ちを無視したり変えようとしたり、自分を責めたり痛めつけたりせずに、しばらくその気持ちを感じていると、ネガティブな気持ちが変化することがあります。

例えば、「違和感」の感じから「前進したい」という力強い願いが出てきたり、「イライラや怒り」の後に「さみしさ」の気持ちが現れたりします。

フォーカシングは、安全で静かで余裕を持った雰囲気の中で、ゆっくりと自分のからだの感じや気持ちを味わうことです。

そんなことを言っても、実際には難しいんじゃないの?と思っておられる方もいるのではないでしょうか?少し練習はいりますが、練習しだいでだんだん自分の気持ちともつきあえるようになってきます。

フォーカシングのプロセスをひとことでいうと

1.自分の内側(フェルトセンス)に注意を向ける

2.チェックする(尋ねてみる)

この二つです。

練習法については、この次にお伝えしますね。

この記事を書いた人は

小松泰子
小松泰子
◆資 格:
臨床心理士・精神保健福祉士・社会福祉士・介護福祉士

◆所属学会:
日本心理臨床学会・人間性心理学会
奈良県臨床心理士会会員・大阪府臨床心理士会会員

◆活動状況:
高齢者・障害者福祉分野の直接支援や相談支援に従事した後、心理臨床に携わる。専門はパーソンセンタードアプローチ・コミュニティアプローチ。地域の若年ひきこもり者への訪問支援やエンカウンターグループ・プレイバックシアター(心理劇)を通じての地域支援を行ってきた。
現在は産業臨床および学校臨床に従事している。