エンカウンター・グループとは、「出会いのグループ」という意味です。人々が、お互いを尊重し、自分の可能性を安心して育てていけるような生き方や人間関係を探求していくための時間と場所を提供するものと言えます。

エンカウンターグループには、大きく分けて、ベーシックエンカウンターグループと構成的エンカウンターグループがあります。

ベーシックエンカウンターグループは、通常、数人から10人程度の参加者とファシリテーター(促進者)と呼ばれるスタッフで構成されます。期間中は、ゆったりとした時間の流れの中で、あらかじめ話題を決めない自由な話し合いを中心に過ごします。年齢や性別、職業や地位にとらわれない安全な雰囲気の中で、自分や他者の声に耳を傾けることができるでしょう。そして、さまざまな人との出会いや新たな自分の発見を通して、生き方の広がり・深まり・豊かさのためのヒントが得られるかも知れません。

近年は、このようなエンカウンター・グループから発展した、多様なグループの実践がさまざまな分野で積み重ねられており、大きな成果が得られています。

 教育・医療・福祉・産業・家庭・地域社会・国際関係での、より真実で建設的な人間関係・組織づくりのために、多様なエンカウンター・グループが実施されています。

 

この記事を書いた人は

小松泰子
小松泰子
◆資 格:臨床心理士・精神保健福祉士・社会福祉士・介護福祉士
◆所属学会:日本心理臨床学会・人間性心理学会
奈良県臨床心理士会会員・大阪府臨床心理士会会員

◆活動状況:高齢者・障害者福祉分野の直接支援や相談支援に従事
した後、心理臨床に携わる。専門はパーソンセンタード
アプローチ・コミュニティアプローチ。地域の若年ひきこもり
者への訪問支援やエンカウンターグループ・プレイバック
シアター(心理劇)を通じての地域支援を行ってきた。
現在は産業臨床および学校臨床に従事している。