あなたは、人と話すことが好きですか?

日々生活をしていると、私たちは必然的に人と会話をするという場面に直面します。

あなたは、人と話すことが好きですか?

会話って苦手だなあ…。上手く話せないなあ…

純粋に人と話すのが大好きで、たくさんおしゃべりをしたい人。

人と話すことは好きだけれど、苦手意識のある人。

人と話すことが嫌い、怖いと思う人。

話すことについての気持ちは、人によって様々です。

カウンセリングをしていると、人と話すことについて、

様々な悩みに触れることがあります。

「人と会話をしているといつも聞き役で、自分から何を話していいのかわからない」

「話すタイミングが見つからない」

「話が盛り上げられなくてすぐ会話が途切れる」

「人と目を合わせて話すのが怖い」

「話したくないのに話さないといけない空気が嫌だ」

など…。

人によって悩みは異なりますが、話すことについての苦手意識や不安が大きくなっていくと、

いつしか集団に馴染めないという感覚につながることがあるようです。

人と会話することを避けているうちに、孤立した気持ちになって、

人が怖いと感じたり、人を避けたりすることが増えていく。

このような状況にある方もいらっしゃるかと思います。

「会話って苦手だなあ…。上手く話せないなあ…」と感じる背景には、

どのようなことがあるでしょう

一つの例として、次のようなことが考えられます。

人と話す、人と関わるという時には、必ず「他者」つまり「相手」がいます。

相手が自分の発言をどのように受けとめたのかは自分にはわかりません。

そのため、「相手が自分のことをどう思っているのか気になる」という経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

相手にどう思われているかが気になるあまり、

「失礼なことを言って嫌われたかもしれない…」

「つまらない奴って思われているかもしれない…」

このような考えが浮かんでくると、人と会うことが不安で、怖いと感じるようになるかもしれません。

また、日本の文化には、「周りに合わせる」ことを美徳とする価値観があり、

それは今でも社会の中に根づいているように感じます。

私たちが幼い頃から身につけてきたこの文化性も、

「失礼なことを言わないように空気を読む」

「つまらない奴に思われないように輪を乱さないようにする」

「みんなと同じで、普通じゃないといけない」

といった価値観を強めるのに一役買っているのかもしれません。

ではどのようにしたら、人と話すことや、人と関わることの負担が軽くなるのでしょう?

私も相手にどう思われたかが気になる方だと自覚しています。

そして、人のお話を聞くことは好きですが、自分がおしゃべり上手だとは思いません。

相手から「嫌われたかな?」と不安になることもあります。

自信がなくなったときや不安になったとき、私は、次のようなことを考えてみます。

①その人と一緒にいると楽しい、ほっとする―― そういう気持ちを味わえることが大切。

②いつも会話が弾んで、盛り上がるお喋りができることが必ずしも親しいということではない。

③上手に話す必要はなく、聞き役に徹するのも「あり」。

このように考えていると、会話が得意/苦手とも思わなくていいのかな…と私には思えてきます。

たくさん話す人と口数の少ない人。

ジョークを言うのが好きな人とそうでない人。

そういった「個性」が存在したとしても、

「得意/苦手」というものさしは必要ないのではないでしょうか。

会話することが苦手、人と話すことが怖いと感じたら、

「ただそこにいて、自分が楽しいことが大切」と考えてみてください。

ほんの少し安心できる気がしてきませんか。

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この記事を書いた専門家

小石幸代㈱ホリスティックコミュニケーション
◆資格:
臨床心理士/公認心理師
日本臨床心理士資格認定協会認定臨床心理士 第32849号
公認心理師 第23028号

◆所属学会:
日本心理臨床学会
日本心理学会
京都府臨床心理士会会員

◆活動状況〈得意分野〉:
大学院修了後、精神科病院における心理業務や乳幼児健診の発達相談に携わる。大学の心理臨床施設でのカウンセリングや心理検査を経て、現在は産業臨床と病院臨床に従事している。