どんな時に“上手くいかないこと”が起こる?

忘れ物やケアレスミスが頻繁にあったり、電話対応が苦手だったり、色々なことに気を取られているうちに時間に遅れることが多かったりすることがありますか?

もし、「こんな経験がある」「よくあること」という方がいたら、どんな時に“上手くいかないこと”が起こりやすいでしょうか?

どんな時に“上手くいかないこと”が起こりやすいでしょうか?

考えてみても、どうして上手くいかないのかが、自分ではよくわからないという人もいるかもしれません。

ちなみに、筆者は肝心な時に忘れ物をしたり、ケアレスミスを頻発したりすることがあります。「どうして気がつかなかったんだろう?」と思うようなことでミスをするんですよね。後から振り返ってみると、自分に余裕がなかったり、他のことに気を取られていたりする時に、よく起こっているようです。

ただ、上手くいかなかったり、失敗したりすることを繰り返しているうちに、

「自分はこれが苦手なんだ」とか、「人から怒られてばかりで、自分はダメだなあ」とか、「自分でも頑張っているのに、どうして上手いかないんだろう」とか、「周りに比べて自分はできない人間なのかもしれない…」そんな風に落ち込んでしまうことがないでしょうか。

みんなはできているのに、自分だけができていない気がする。

周りに置いていかれているような気がしたり、自分が集団に馴染めていないような気もしたり、自分のいる環境の中で「生きづらさ」を感じることにも繋がっていくことがあるように思います。

自分を苦しめてしまう気持ちの背景には、たとえば、「完璧にやろう」とか、「できないのは良くないことだ」「他人と同じようにできないといけない」などの考えがあるかもしれません。

「できない」と認めるのは怖いことです。自分の中にある、「こうありたい自分」や「こうあるべき自分」とは違う「現実の自分」を受け入れることは、とても苦しい作業だからです。

かといって、学校や職場で「それは苦手なのでできません。それは嫌なのでやりません。」とはなかなか言えなかったりします。

「やらなければ」と自分を追い込んでしまって、しんどい思いをされている方がたくさんいらっしゃるように思います。

自分のいる環境を変えるという選択肢もあります。もっと自分に合う環境があるかもしれませんし、自分が良いと思える環境を自分で作ることもできるのかもしれません。

一方で、どうしても、現実と折り合いをつける必要がある場面ってでてきますよね。

どうしても折り合いをつけないといけないときには、自分の“取扱説明書”を作ってみませんか。

自分の“取扱説明書”を作ってみませんか

自分の取扱説明書を作る

取扱説明書をつくるというのは、自分ができることやできる範囲、ここから先は難しいと思うことを見つめ直す作業です。自分の得意なことと苦手なことの両方を理解してあげることが大切です。

また、苦手だけど時間をかけたらできること、細かな手順まで示してもらえたらできることもありますよね。

自分はどんな環境なら集中しやすいのか、とある作業をするのに自分はどれくらいの時間が必要なのか、あまり意識せずに生活をされている人もいると思います。

ご自分の特徴を生活の中に活かしていけると、上手くいかないこと自体を減らすことができるようです。

もう一つの大切なこととして、苦手なことについて人の力を借りるのも一つの手です。

相手にも苦手なことはあります。お互いにサポートし合えたらいいんだと思えると、“生きづらい”という感覚が少し楽にならないでしょうか。

当社では、さまざまな背景の方について、生きやすく、働きやすくするためのサポートとして、カウンセリングをお受けしております。
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この記事を書いた専門家

小石幸代㈱ホリスティックコミュニケーション
◆資格:
臨床心理士/公認心理師
日本臨床心理士資格認定協会認定臨床心理士 第32849号
公認心理師 第23028号

◆所属学会:
日本心理臨床学会
日本心理学会
京都府臨床心理士会会員

◆活動状況〈得意分野〉:
大学院修了後、精神科病院における心理業務や乳幼児健診の発達相談に携わる。大学の心理臨床施設でのカウンセリングや心理検査を経て、現在は産業臨床と病院臨床に従事している。