TAは、アメリカの精神科医であったエリック・バーンが創始した心理療法ですが、「個人が成長し変化するため」に必要な情報をたくさん取り入れ、今もなお発展し続けています。
国際TA協会は、CTA・PTSTA・TSTAという資格を認定していますが、その分野は、セラピー、カウンセリング、エデュケーション(教育)、オーガニゼーション(組織)の4種類に分かれ、CTA(Certified Transactional Analyst)でさえ、600時間の専門トレーニング、500時間の追加学習、150時間のスーパービジョン、750時間の実践報告を経て、論文による筆記試験を提出し、その後、世界中で行われる国際Conferenseで口頭試験を受ける必要があるという厳しい専門性を求められます。
弊社の研修は、このCTAの資格を持った臨床心理士/公認心理師が、6つの教育スタイルを駆使して行います。6つの教育スタイルとは、
①ドグマティック | 指導者の信じる考えや定義を、学習者に盲従させるような枠組みで教えるスタイル 例:お茶のお稽古 |
②テクノロジカル | 行動心理学をルーツとする、一定の基準をめざした能力養成や技術習得のための教育スタイル 例:大学受験のための学習 |
③リベラル | 知っている者が知らない者に一方的に知識や情報を伝え、学習者は伝えられた知識や情報をできるだけたくさん身につけることが求められる 例: 小学校での算数の授業 |
④プログレッシブ | 所属する社会や集団の利益のために、問題を解決していくことを目的とした教育スタイル。学習者は熱意や考える力を自己コントロールし、協力し合って一つの課題に取り組むことが求められる 例:グループ討議 |
⑤ヒューマニスティック | 人間は誰でも向上しようとする内的傾向を持つという人間観に基づいて、一人一人の個性に合った全人的成長を手助けしようとする教育スタイル 例: キャリア教育 |
⑥ラディカル | 教育を「情報伝達」の手段ではなく「変化」のための手段と考えるスタイル。教師はいなくなり、お互いが学習者であり教師であることが求められる 例: サークル活動 |
①~③は学校教育スタイルに近く、④~⑥は体験型の教育スタイルです。特に④~⑥は、成人教育理論(アンドラゴジー)と呼ばれる理論ともリンクしており、「知る」「わかる」ではなく、「できる」「使える」「使いこなせる」ようになることを目指しています。
これらを駆使した弊社のヒューマンスキルに関する研修の特徴は、以下のようになっています。
MIND | マインドセットに時間をかけ、現場で使うために必要なスタンスをまず習得する。 |
身につく | 通り一遍のロールプレイではなく、スキルをelement化し、順番に身につけていく。 |
現場感 | 個々人の質問に情報提供を行うことにより、現場に即したスタンスとスキルを身につける。 |
専門性 | 高度な専門性(産業臨床心理学・マイクロカウンセリング・TA心理学等)により、アカデミックな観点からも情報を提供する。 |
キメ細かいフォロー
- 言っていることはわかるけどできない
→研修中に実施する上での抵抗感を話してもらい、情報提供することで抵抗感を軽減
- 「自分の持っている答えに従わせたい」が固着
→何度もロールプレイをし、そこに講師が介入して手に入れるべきスタンスを明確化
- 研修ではできるけど現場では使えない
→個人コーチングでフォロー
楽しくなければ 身につかない。。。
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