平成30年西日本豪雨災害で被害を受けられたすべての方に、心よりお見舞い申し上げます。

この文章が少しでもみなさまのお役にたてることができれば幸いです。

身近な人が突然の出来事にあったとき、そばにいる人や支援する人はどんなことができるでしょうか?実際に手助けをする前に知っておくとよい点をご紹介します。

 

3. 生活変化ストレス(災害・事故・事件後に日常生活が変化し、不自由な生活や将来への不安などが継続することによるストレス)に対して

 ① ストレスの原因を現実的にとりのぞく。

それが難しいときには、ストレスを減少させるための具体的な支援を行う。

たとえば

・経済的支援(寄付など)

・物質的支援(物資の提供など)

・人的支援(ボランティアなど)

・人的物的環境の調整(物資やボランティアの調整など)

・法律的な支援(各種制度の利用や証明書の発行など)

など。

情報を得ることが困難な方も多いので、その方が必要とする情報の提供を行う。

たとえ、遠方でも自治体のホームページなどを検索すると、今の自分にできる支援があるかもしれません。(寄付・物資の提供など)

 

 ② ストレスについて表現する機会を提供し、共感的に寄り添う。
また、その表現は、今のその人にとって、適切なものであると理解する。

 困っていることを、家族や友人とお互いに率直話し合える機会を持つことは大切なことです。話を聞く場合は、聞き役に徹するようにしましょう。話を途中で妨げたり、善悪の判断や批評はせずに、話し手の感情をあるがままに受け止めるようにします。ネガティブな話やつらい話を、ただそのまま聞いてくれる人がそばにいるのは、ありがたいことです。話を無理にさせようとする、話を聞きだすことは絶対に避けましょう。

 

    ③ ストレスマネジメントをこころみる。

 ストレスとは、心身の緊張が持続することです。緊張からくる疲労が積み重なると、心身に不調が現れ始めます。ストレスマネジメントとは、ストレスを和らげたり、うまく付き合っていくための過ごし方や方法を身につけることです。

・まずは、睡眠と休息をできるだけ十分にとりましょう。

・軽い運動をすることもストレス軽減につながります。  

・緊張や疲労が軽減されることで、少しずつ自分でストレスに対処できるようになります。

・呼吸法などにより、緊張をほぐし、心身のリラックスを試みましょう。

緊張や疲労が軽減されることで、少しずつ自分でストレスに対処できるようになります。

簡単なリラックスの方法をご紹介します。

【リラックス呼吸法】

1.楽な姿勢で自然にまっすぐ座ります。目は閉じていても開いたままでもいいです。

2.楽に気持ちよく呼吸をします。(吐くときに「リラ~ックス~」とイメージしてみる。)

3.鼻から吸って、口からゆっくりと吐きます。

4.もう一度吸って、(「1・2・3」)少しとめて、ゆっくりゆっくり吐きます。(「4・5ゆっくりと6・7・8・9・10~」)

5.吐ききると、自然に息が入ってきます。

6.もう一度楽な呼吸をします。

7.息を吐くときは、体の疲れや心のもやもやなども一緒に吐き出すイメージで、ゆっくりと吐きます。

8.自分のペースでしばらく(1分程度)続けましょう。

9.最後に全身でう~んと伸びをしたり、首や肩や手足など、動かしたいところを回したり動かしたりします。

10.おしまいです。

 

(参考文献:奈良県臨床心理士会監修(2011)『突然の出来事(災害・事故・事件等)にあったときこころのケアハンドブック』)