コミュニケーション&メンタルヘルスコンサルティング

(2016年9月)部下を育てるために何をしていますか?

東日本大震災が発生して5年がたちましたが、まだまだ復興には多くの課題があると聞いております。被災された方、復興支援にご尽力されている方のご健康とご多幸を祈っております。
また、熊本地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。できるだけ早く日常を取り戻されますよう、心から祈っております。

【営業会社の恫喝指導】

先日、車のディーラーに1ヶ月点検に行った時のことです。長年つきあっている営業の方から相談というか、意見を聞きたいというような雑談レベルでの話がありました。

それによると、そのディーラーの営業会社は、1ヶ月の営業目標がまったく達成できないと次の月になってから本部に呼び出され、ものすごい恫喝指導を受けるのだそうです。

ある営業職の男性は泣きながら帰ってきたとか、別の営業職は営業を外してくれと懇願したとか、そういう事例をあげられて、「これってどうなんですかねぇ」と言われました。

【ハラスメント】

私は、

「いやもうそれは間違いなくパワーハラスメントですから、録音でもされて訴えられたらブラック企業と言われますよ」

というようなことをお伝えしました。

ハラスメントは日本語になおすと「嫌がらせ」となります。

部下に嫌がらせをしたくなるのはどういうときでしょうか?

たぶん、相手がこちらの思いに応えてくれない時だと思うんですね。

それも、期待していたら期待していただけ、その落胆を嫌がらせに込めてしまう・・・

【期待をしたがゆえに・・・】

昔、まだ大学院生だった頃、ある男子高が、同じ系列の大学に進学させるための補習予備校を内部につくったときに、講師としてアルバイトをしたことがあります。

当時その男子校はかなり荒れており、補習予備校に無理やり入らされた生徒が、出席はしているけど、無駄口をたたくわ、トランプを始めるわ、部屋から出ていくわ、先生に攻撃的になるわの無法地帯でした。

私は最初の2ヶ月はコントラクトの相互同意に必死でした。

眠るのはいいけど、他の学生の邪魔になる雑談・部屋から出ていくは禁止、という単純ルールで、これが守られだしたころから授業が進みだした覚えがあります。

徐々にいい形で授業が進んでいたある日、生徒の一人がおもしろくなさそうに写真雑誌を眺めていました。

教室で割と人気のある生徒で、結構真剣に勉強と向き合うようになっていた生徒だったのですが、その日は「しまえ」と言ってもしまわないので、

「没収な。授業が終わったら取りに来い」

と言って没収しました。

【殺したろか!】

この生徒を私は好きでした。気持ちよく笑うし男気もあるし、コントラクトを明確にしたことで、私を信頼してくれている様子も見え、勉強をしだしていたのですごく期待をしてしまいました。

なので、授業が終わったあと、

「先生、返してぇや」

とへらへら笑いながら寄ってきたその生徒の態度に私は腹が立ってしまい、写真雑誌をクルクルと丸めて、ボカン!と頭を強くたたきました。

それでもへらへらしようとしていたその生徒は、私の顔が引きつっているのを見てみるみる顔つきが変わり、

「なんじゃぁ、教師が生徒に暴力ふるってもええのんか!殺したるぞ!」

とすごんできました。

私も負けてません。

「おお、上等や。殺してみぃや。」

「ほんまに殺したるぞ」

「おお、はよ(早く)殺してみぃや」

と大喧嘩になってしまいました。

【冷静と冷淡は違う】

ある程度言い合いをした後、

「頭たたいたんは先生が悪かった」

と私が言うと男気のあるこの生徒は気持ちをコントロールしようとしてきたので、

「なぁ、せっかくの勉強の場所やし、勉強せえへんか。」

と伝えると、いろいろと相談をしてきて、その生徒とは仲直りはできました。

しかし、その当時の教師はどうも、生徒を育てようとせず、授業をこなすことだけを考えているんだなぁと、その生徒の話を聞いていて感じました。

授業中にトランプをしていたら注意をするのは当たり前です。

そして、冷静にそれを伝える必要があります。

一方、冷淡だと、注意はせず、ほったらかしで授業を進めることになります。

【育てるために必要な冷静さ】

高校生に対する私の失敗は、期待を裏切られたことに腹を立てて、相手を使ってその腹立ちを納めようとしてしまったことにあります。

営業会社のブラックさは、本当はどうかわかりませんが、営業成績が伸びない社員に恫喝することで怖がらせて営業成績を上げさせようとしていることのように思います。

しかし、人も、例えば犬とかでも一緒だと思うのですが、怖がらせたらかみつくか殻に閉じこもるか逃げ出すかをします。

育てるためには、まずは「関わる事」、それも冷淡ではなく冷静に温かい気持ちを持って関わることなのだと思われます。

(文責:豊田)

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